POG23~24(3) Eltimaasの21

馬名予定:未定
性別:牝
父:Curlin
母父:Ghostzapper
生産牧場:Machmer Hall Carrie Brogden & Craig Brogden
馬主:(田畑利彦)
所属予定厩舎:栗東・矢作芳人

筆者が参加しているドラフト制のPOGでは地方・海外での獲得賞金が加算されないため縁のない馬になってしまいそうだが、面白いプロフィールを持っている馬なので記念に。

父はプリークネスSBCクラシックなどGⅠ7勝を挙げ2007年・2008年度のエクリプス賞年度代表馬に輝いたCurlin。母Eltimaasは未出走ながら半兄は2003年のブリーダーズカップジュベナイルを勝利して2003年度エクリプス賞最優秀2歳牡馬を獲得したAction This Day。と言うよりも日本競馬的には母としてドレフォンを産み出したと言う方が馴染みが深そう。ということで当馬はドレフォンの半妹という事になる。

血統的な背景と牝馬であることから矢作師も「繁殖としても考えて」とのことだが、セール時には「血統の割には...…」と半信半疑だったものがここにきてよくなってきたというコメントはやはり聞き捨てならない。

育成を行っているシュウジデイファームは矢作厩舎の非社台系馬を多く受け持っていてパンサラッサやバスラットレオンを始めとした矢作×広尾ラインや、モズアスコット・ユニコーンライオンといった〇外もシュウジデイファームの出身。この厩舎とのタッグは黄金ラインになっている。

血統的な面から見てみると父Curlinは自身が5代以内に強いクロスを持っておらず、米国での活躍産駒は母方や産駒自身が強いクロスを持っているケースが多い。当馬の母EltimaasはVice Regentヴァイスリーガルの全兄弟クロスを持ち、自身はDeputy Ministerの3×4と父産駒の活躍馬の傾向に沿っている。半兄ドレフォンの父としての活躍や、本馬と同じように輸入され日本で走った半姉スミがJRAで2勝を挙げているのを見ても血統的には日本の砂を走れる下地はあると考えていいし、海外重賞の賞金も加算対象というPOGに参加することになれば「世界のYAHAGI」に期待して指名するのも面白いかもしれない。