POG23~24(6) Yoshino Zakuraの21

馬名予定:フルールオンレーヴ
性別:牝
父:Gun Runner
母父:ディープインパクト
生産牧場:North Hills Co. Limited
馬主:ノースヒルズ
所属予定厩舎:美浦萩原清

 

父Gun RunnerはアメリカのダートGⅠを6勝。活躍は現役時だけにとどまらず、種牡馬入り後は初年度産駒の2歳獲得賞金レコードを更新。2022年度にはわずか3世代しかデビューしていないにも関わらず北米リーディングサイアーランキング3位にランクインするなど、種牡馬として順風満帆なスタートを切りました。

母ヨシノザクラはその母アジアンミーティアUnbridled's Songの全妹というノースヒルズお馴染みの良血で、JRAの芝1800mで2勝。引退後はアメリカに移って繁殖牝馬としての生活を始め本馬が初仔になります。

 

以前書いたように自身が参加しているPOGグループではJRAでのレースでしかポイントが加算されないことからダートレースでの高ポイント獲得が見込めず、リストアップには必然的に「芝でやれるか」といういう要素を考える必要がありますが、Gun Runnerの産駒である本馬をリストアップした大きな要因は「ディープインパクト×Storm Cat×Unbridled's Song(アジアンミーティア)」のスーパーニックス。

この組み合わせは三冠馬コントレイルやビアンフェ、現3歳もディスクリートキャット産駒ながら芝のマイル路線で活躍したオオバンブルマイ(大山ヒルズ育成馬)が出るなどまさしくノースヒルズの必殺技と言える配合。

Gun Runner産駒自体も日本ではダート中心に出走を重ねていますが、芝では本馬と同じノースヒルズのグランアプロウソが新馬勝ち、パルクリチュードがダートで勝ち上がり後紅梅ステークスで不利がありながら僅差4着、フラワーカップでは3着など数少ない出走ながらそれなりの適性を見せています。

 

現状秋デビュー予定なのもあり各POG誌での扱いはそこまで大きくありませんが、この配合は名前を挙げた馬を見ても当たれば場外ホームランまで期待できる組み合わせで、ノーマークでの下位指名がハマれば大幅なアドバンテージを得られるという意味でも期待したい一頭です。